詩的に建築を・「縁」があるはなし その2

     

    部屋つづきの 縁側で・・・・・

     

    天気がよければ 日向ぼっこ

     

    雨がふれば 深くせり出た 軒下で

     

    そぼふる庭を 眺めつつ・・・・・

     

     

    気が向けば 玄関がわりに あがり込み

     

    時には 近所の おなじみさんもが

     

    縁先 声かけ たち寄って、

     

    腰掛けながらの 茶話を・・・・・

     

    はたまた 子供も遊び場に

     

    夏は 昼寝の場所になり

     

    本当に 縁側 多目的

     

    これまた

     

    生きた 『間』 ではある

     

    内と外のいりまじり

     

      人と人も 交差する

     

    物と物も 行き交い したり

     

    縁 は いなもの あじなもの

     

    結構 贅沢気分 できそうな。

     

     

    決まったものは 置かないけれど

     

    月見団子の ちゃぶ台や

     

    座布団 座椅子や ひざまくら、

     

    盆栽いじりに 野菜かご

     

    寝ござに 囲碁・将棋 盤

     

    結構、いろいろ置けたり します

     

    たまには、そうめん食べたり します

     

     

    とにかく、いろんな風情を 醸し出す

     

    それが 『縁』 でありまする

     

     

    開け放たれて 決まりがないから

     

    いろんなことを だめだといわず はたします・・・・。

     

     

       ああ、どこへ行ったか

     

       そんな 『縁』・・・

     

     

    つづく・・・・