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思い出を大切にするリノベーション Sa邸

リノベーション工事
所在地:福島県会津若松市

 

 

Saさんのすまいは、思い出を活かして元気に住み続ける為のリノベーション。震災の時に半壊とみなされ、半世紀以上の経年によって、水廻りの痛みもひどくなっていました。 床の下がりも部分で起こり、建具の建付けも悪くなっていました。 お身内のほとんどが建て替えを勧める中で、オーナーの奥様だけは、ご主人と家族とご自身の思い出がしみ込んだすまいへの思い入れが深く、なんとか残したいと考えておられました。

 

私も初めて家を拝見した時は、建て替えが妥当と思ったのですが、奥様のお話を伺ううちに、今後の生活に支障をきたす水廻りや、痛みのひどい部分の改修を行って、建物を維持していくことをお勧めしました。

その判断の理由は、先代がこだわって造作した和室と、その時は納戸状態にあった茶室、ご主人の為に用意してリフォームしたばかりの書斎は活かすことができること。そして、なによりも一人暮らしとなってしまった奥様にとって思い出の残るこの家が今後の生活の支えとなると感じたからでした。

この提案によって、台所、浴室、洗面・トイレを使い易い間取りに変更し、構造の補強を加えて、改修を行いました。その後も、屋根の葺き替えと部分的に外壁の補修を行ってきました。

 

そして今回、玄関廻りと茶の間の改修、廊下の床の貼り替え、木製建具をアルミサッシに付け替えする工事を行いました。 すまいの顔である玄関廻りを意匠を替えて改修したことによって、当初の想像以上に、今まで古びた印象の各部屋までもが息を吹き返したように活き活きとしてくる結果となりました。

思い出を活かすことを大切にしたリノベーションは、家自身もその思いを受けとったかのように元来の魅力を何倍にも感じさせてくれます。

「家を残して本当に良かったと実感しました」とおっしゃる奥様と同様に、私も感動を覚え、すまい・家は確かに生きていると実感するリノベーションとなりました。

 

 

 

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