詩的に建築を・建築の優しさについて

     

    建築物には、それぞれに性格や感情や、表情があり、

    見えない心も宿るものです。

    それは、子育てや、人に対する心遣いと同じに

    作り手の意識が投影されると感じています。

     

    住む人や利用するだろう人々が

    どのような目的と感性と心持で計画するのか

    によって、その建物は決まります。

     

    生み育てる側の考え方、あるいは生き方までがその

    形の中に外に現れてきます。

     

    経済性は、大切な要件でもありますが、

    裕福だから立派に育つとも限らない。

     

    もっとも大切なことは人とその廻りの未来を思いやる優しさを込めることだと思います。

     

    私がかかわる分野の中でできる限りそうあろうと思っています。